登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

那須岳

2017年7月13日印刷
発生日 2016年9月
体験者名 2016年Y413
登山地域 那須岳
登山概要

■パーティ人数:5
■山行スタイル:山岳会やサークル、クラブの山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:縦走
■天気:嵐

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■気象種別:強風
■発生後の対応:続行

ヒヤリハット本文

那須岳の朝日岳頂上からひょうたん池を回り茶臼岳を一周して頂上を目指すルートでしたが、途中 日の出を楽しむ予定で4:00登山開始。 未明まで雨予報で、徐々に回復に向かうとの事で、幾つかの天気予報を確認。 小雨が降る中カッパを着てのスタートでした、4:50もちろん日の出を見ることは出来ず、避難小屋で休憩。 外が明るくなってきたのでまずは朝日岳を目指す。強風の中 何とか登頂、下山しひょうたん池を経由して茶臼岳の周りをぐるっと一周したところで 雨と風が強まってきた。ロープウェイの頂上駅付近んで、ロープウェイの営業中止のアナウンスが聞こえる。 そこから茶臼岳の頂上経由で避難小屋を目指し駐車場にたどり着くルートしか道は無い。 強風で身体が浮きそうになりメンバーで抱き合うように一歩一歩前に進む。大粒の雨が全身を叩きつけ、体力を奪って行く。雨対策はしていたものの見えないゴールに精神的にも追い込まれていく。限界と思えたその時、避難小屋がかすかに見え、無地に帰れることを実感した。登山を終え近くの露天風呂で体を癒す、気がつくと雨があがり青空の中に雄大な那須岳が顔を出したかと思うと、自分たちはいつしか雲海の上にいた。頂を目指す者たちへの神々からのご褒美にも思えた。この過酷すぎる登山を通し天候の難しさや雨対策の重要性を痛感した。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
備えあれば憂いなし、多過ぎるくらいが丁度いい
コース
山の状況
天気予報の難しさ、山の天気の移り変わりの早さが特に難しい
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
対策

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20191107 2020年1月27日印刷
STEP2 省察
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
ひょうたん池を経由して、茶臼岳の周りを一周して下山
山の状況
天気が変わりやすい
装備
雨具を着た状態での登山開始
コース
山の状況
すでに雨が降っていた
装備
コース
山の状況
天気が回復することなく、雨、風が強まり一時は嵐に
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
天気が良くなるだろうと思っていた。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
雨具を着ていたこと。
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
スクラムを組んで強風に耐えながら下山していた。
リスク低減行動の継続的実践
仲間と手を取り合いながら、避難小屋を目指した。
その他
STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

自分が那須岳に登った時も、下山の時に強い雨に打たれたことがあった。

■どのように対応すべきと考えたか

外が明るくなってきたとしても、その時晴れるとは限らないので、避難小屋で休憩をとったときにも、天気予報を確認し直すべきであると考えた。

■今回の分析で獲得した知識や技術

こまめに天気予報を確認することを心掛け、その後の天気や登山行動について、仲間とよく吟味することが大切である。
雨、風が強くなった場合は、仲間とまとまって歩いたほうが安全である。

■今回の分析で得た(気づいた)発想

今回の事例では雨具を持っていたため、最悪の事態をせけることができたが、もし雨具を忘れた場合、確実に体温を奪われていたと考えられる。そのため、登山計画時の装備の確認は最も重要なことであると改めて感じた。
また、登山行動中に天気予報を調べたり、登山行動を考えるときは、山小屋の人と相談することも、その後の安全確保につながると思った。

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果

STEP2とSTEP3の内容の振り返り結果

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20191106 2020年1月27日印刷
STEP2 省察
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
装備
雨具着用
コース
山の状況
小雨
装備
コース
山の状況
風雨が強くなる
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
ロープウェイで下山できる
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
雲を見て雨が強くなりそうか予想するべきだった
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
雷が無かった分マシ
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
経験者が多く、中止を決断しにくかった可能性
STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

早朝から強風で、縦走をするときに大雨も加わった。岩場で滑る箇所も多かったが、3時間後には次の山小屋に到着し、その後下山した衣服がぬれないように慎重に行動した。というか行動あるのみだったので無心だった

■どのように対応すべきと考えたか

■今回の分析で獲得した知識や技術

■今回の分析で得た(気づいた)発想

ラジオから天気図を書きおこすのが良いと思った。エスケープルトを計画することも必要だと感じた。

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果

STEP2とSTEP3の内容の振り返り結果

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20191105 2020年1月27日印刷
STEP2 省察
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備

コース
いささか長いと感じた。
雨の時はこうする等違う考え方を持っていなかった。
山の状況
装備
コース
山の状況
装備
コース
途中でもやめたり引き返す判断が必要だった。
山の状況
雨と風によって視界が閉ざされていた。

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
天気が回復すると信じ込んでいた。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
ロープウェイが止まっている可能性を考えていなかった。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動

安全最重視の行動
コース短縮を行わなかった。

リスク低減行動の継続的実践
待つという行動が少なかったと考えられる。

その他
STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

雨の中の縦走はよくやったが、少量でも雨は雨なのでその時点でコース変更した。

■どのように対応すべきと考えたか

人数がいたとしてもコースを変えることなく突破しようとしていたことが良くないと思った。すぐにでも、短縮し、最悪がおきないように行動すべきであったと考えられる。

■今回の分析で獲得した知識や技術

分析では集団心理も働いていると考えられる。
1人も弱音を吐かないと誰も弱音が言えないこともあり、雨や風が強い時は積極的に、今後を話し合うべきであると考えられる。

■今回の分析で得た(気づいた)発想

何でも言い合える関係とすぐ決断できるか力が必要
と感じた。

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果

STEP2とSTEP3の内容の振り返り結果

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20191104 2020年1月27日印刷
STEP2 省察
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
雨予報あり
装備
カッパ
コース
山の状況
小雨
装備
コース
山の状況
大雨、強風
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
天気の回復
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
天気予報の確認
その他
楽観的・希望的な解釈
登頂できるまで、天気が回復したかもしれない判断
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
避難小屋で待機
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

■どのように対応すべきと考えたか

何度も引き返すことができるチャンスはあったのでその時に下山するべきだった。
無理な登頂をやめて下山するべきだった、山の天候の変わり様は急に起こることがあるため、今の天候によって、計画を決めるのは良い案ではないと思った。

■今回の分析で獲得した知識や技術

■今回の分析で得た(気づいた)発想

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果

STEP2とSTEP3の内容の振り返り結果

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20191103 2020年1月27日印刷
STEP2 省察
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
装備
雨具着用
コース
山の状況
装備
雨具着用
コース
ロープウェイ営業中止
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
天候が回復に向かっていると信じている
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
天候が回復に向かっていると信じている
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
飛ばされないようメンバー同士で抱き合うように進む
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

■どのように対応すべきと考えたか

朝日岳からの下山の時点でそのまま茶臼に向かいロープウェイで下山するか駐車場に向かい歩いてくべきだったと思う。天候の変化は読みづらいが、回復を願うよりも悪化を信じて安全策を取った方が良い。今回限りで二度と登れないということでないのなら、より良い天気・100%雨が降らないときに再挑戦しても良かったかもしれない。続行したならしたでロープウェイの駅で回復するまで避難させてもらうことも考えた。

■今回の分析で獲得した知識や技術

常に最悪に向かって変化していることを想定して仲間と続行・中断を判断する。

■今回の分析で得た(気づいた)発想

判断は全員の納得を得てから行う。

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果

STEP2とSTEP3の内容の振り返り結果

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20191102 2020年1月27日印刷
STEP2 省察
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
未明まで雨予報だった
装備
コース
山の状況
強風が吹き途中雨も強くなってきた
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
雨天のコースを考えておくべきだと思う
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

■どのように対応すべきと考えたか

登山前または登山途中で天候の再確認が必要

■今回の分析で獲得した知識や技術

避難小屋の場所をしっかりと確認しておくこと

■今回の分析で得た(気づいた)発想

悪天候の時の今後の行動をどう判断するか

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果

STEP2とSTEP3の内容の振り返り結果

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20191101 2020年1月27日印刷
STEP2 省察
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
雨への万全な装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
雨の予報のため朝日が見れる確率は少ない
装備
コース
山の状況
強風によりロープウェイが停止
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
きれいな雨雲を見ることができた ロープウェイの営業中止のアナウンスにより風の具合がわかった
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
メンバーで抱き合うように進むことにより仲間がいることを実感でき精神的に支えあっていたかもしれない
その他
STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

■どのように対応すべきと考えたか

どのくらい雨への対策をしていたかわからないが、もう少し装備をしていれば体力的にも精神的にも予防ができたかもしれない

■今回の分析で獲得した知識や技術

山の天気はうつり変わりが激しいため小まめに天気予報をチェックする事。

■今回の分析で得た(気づいた)発想

登山道の途中に今の天気と風速を知らせるものがあってもいいかもしれない。

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果

STEP2とSTEP3の内容の振り返り結果

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20170014
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2018年1月10日印刷
STEP2 省察
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
天気予報も複数チェックしての行動開始
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
雨雲レーダーなどを活用しては
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

■どのように対応すべきと考えたか

■今回の分析で獲得した知識や技術

■今回の分析で得た(気づいた)発想

無事の登頂と下山何よりです。
那須岳は夏冬ともに風が強いことで有名ですよね。投稿者様のグループは実力が高いと思われます。天気予報も複数チェックしての行動開始。とても慎重だったのではないでしょうか。
体験された嵐の登山は、生きた心地がしなかったかもしれませんが、道を誤らず、しっかりと避難小屋まで着かれたことは、素晴らしいことだと思います。

晴天の時だけ山に行くよりは、投稿者様のように、たまに大変なご経験をつまれるのが(ご自身の技量に見合った程度で)レベルアップになりますよね。

天気予報より回復が早まったり遅くなったりすることは往々にしてありますよね。あとは他の方も書かれているように、雨雲レーダーを活用されればさらに精度の高い情報を得られると思います。いずれにしてもご無事の帰還でなによりです。

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果

STEP2とSTEP3の内容の振り返り結果

風の強い日が多い山だと思います。風雨に見舞われる時に大切なのが、雨具のフィット感だと思います。大きすぎると隙間から風雨が入ってくるので、ジャストフィットが大事だと思いました。

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20170017 2017年12月28日印刷
STEP2 省察
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
ルート上に避難小屋やロープウェイ等の避難設備がある。
元々は下山口をロープウェイ上の駅に計画していたのでは。
山の状況
標高1900m代で活火山。樹林帯が無い。
装備
雨具を着用しての出発
コース
山の状況
小雨
装備
携帯での天気はとれたか? 場所によっては取れる場合もある。
コース
下山予定のロープウェイが強風のため運行中止
山の状況
はじめの朝日岳山頂は強風。 茶臼岳山頂付近で雨と風が強かった。
森林など無く避難小屋まで吹きさらし状態。
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
山岳会の山行。
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
天気予報の直前の確認。未明まで雨予報で徐々に回復。
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
メンバーは天気予報の回復に向かうことを信じていた。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
強風の朝日岳往復後の行動続行判断。
リスク低減行動の継続的実践
その他
STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

■どのように対応すべきと考えたか

天気予報での行動判断は難しいですよね。「未明まで雨予報で、徐々に回復に向かう」と前日、複数の天気予報見ての行動判断だと思います。翌日の明け方には雨がやみ、お昼ごろは雲が取れ段々と晴れてくると誰もが判断すると思います。早朝4:00に予想通りの小雨の中を雨具を着て登山開始。でも天気の流れは好天へとならず回復がかなり遅れたようです。また、天気予報を信じ込み計画を続行されたと思います。避難小屋から上は森林限界になっていて、場所によっては風向きや山の地形、形状により、かなりの強風にも遭遇。スクラムを組んでの下山は辛かったと思います。参加者が結構強い山岳会、クラブのメンバーの方であって、誰もが天気回復を信じて我慢し、計画通り動かれていたと思います。体力や足の遅いメンバーが中に居たら中止を含む行動短縮・変更など行動状況が変わったと思われます。天気予報はあくまでも下界の天気予報で、山岳では天気回復が遅れたり、下界は晴れていても山の上部は一日中、雲の中で雨風が強かったことがよく言われます。また想像以上に天気が悪化してきたなどです。天気が悪ければ天気予報の情報は登山直前、登山中の再確認が必要。山岳天気アプリがとれるなら雲の状況や動向などで行動を判断していくのはどうでしょうか。ロープウェイの強風により運休のアナウンスはショック!でも駅には人がいて営業されているので、いよいよ他に逃げ場が無い時など避難ポイントとして考えられました。

 メンバーの力量がそろっていても、天気予報を信じての暗黙の行動は避け、アプリなどをマメに使用し、回避策をメンバー全員でその都度話し合いながら行動したらツライ目にあわなかったとおもいます。

■今回の分析で獲得した知識や技術

今現在は、携帯・モバイルなどの山岳天気アプリ使用方法をもっと熟知する、悪天候の中における、リーダーシップ・メンバーシップの再認識を学んだような気もいたしました。 

下山後の温泉で体を癒しながら、やっと回復してきた那須岳を眺め、気象の判断の難しさを痛感かな。ケガも無く安心のひと時、御疲れ様でした。

■今回の分析で得た(気づいた)発想

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果

STEP2とSTEP3の内容の振り返り結果

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