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20181004

2018年10月1日

 

 

STEP1 疑似体験したヒヤリハット

 

タイトル夏の屋久島で長時間歩行
発生日2015年07月13日
体験者名2017年Y056

 

STEP2 省察

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備ツェルトかシュラフを持参する必要があったのではないか?ヘッドライトを持っていっていたことは良かった。
ツェルトかシュラフを持っていくべきだった。
雨具が破けたから、脱ぐということをせずに、そのまま着続けるか、簡易的な裁縫道具を持参して直すべきだった。
コース4キロの林道が登りで決して楽ではないという、事前の調査不足であった。何回も、引き返すポイントがあったのに引き返さなかったこと。
山の状況天候を確認して、火曜日にしなかったこと。
もしくは、火曜日も強風で心配ならそもそも計画を中止することを考えなかったか?
慣れていない雨での行動はなるべく控えるべき。

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈他人のコースタイムを信用しすぎたこと。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動分隊する意味はあったのか?
同行者は一番遅い人に合わせるべきではないか?
リミットタイムや、行動通りに行えなかった場合の下山ルートが事前に考えられていたので、そこは、良かったと思う。
リミットタイムぎりぎりに山頂についたわけだが、あせればあせるほど、道迷いをするリスクが高くなるということを頭に入れておく。
安全最重視の行動コースタイムの入念な調査や、リミットタイムの正確な設定をするべきだった。本当に、月曜日に行くべきだったのか?メールを頻繁にして、連絡をとりあうこと。
何度も引き返すポイントがあったのに引き返さなかったこと。
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

■どのように対応すべきと考えたか

ツェルトを持っていくべきだと思った。
余裕のあるリミットを設定すべきだと思った。

■今回の分析で獲得した知識や技術

ツェルトは日帰り山行でも持っておくべきだと思った。
余裕のある計画を作るべきだと思った。

■今回の分析で得た(気づいた)発想

自分はツェルトを毎回持って行くが、実際にツェルトで寝たことはないので、ツェルトで寝る自信がないと気づいた。
テントを近くに張っていつでも逃げられるようにしておいて、ツェルトで寝てみようと思った。

 

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果

ツェルトを忘れてビバークが出来ない山行だったと言える。
また、これは反省すべきことかもしれないが、よくある事例なので今後もこのことを記憶しておくべき。
また、山に行く時に絶対に忘れてはならない三種の神器みたいな装備を決めて置くべきだと思う。