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20181009

2018年9月18日

 

 

STEP1 疑似体験したヒヤリハット

 

タイトル晩秋の天狗塚で濃霧による道迷い。
発生日2016年10月下旬
体験者名2017年Y128

 

STEP2 省察

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備地図、コンパス、GPS未携帯地図、コンパス、GPS未携帯
コース
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈下っても登り返すだけの体力はあったこと。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動現在位置の確認を行っておらず、がむしゃらに正しいと思う道を行ったり来たりしているだけであった。
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

大雪山系の双子池キャンプ場からコスマヌプリの道中、日の出前で辺りは暗く、また、自分の身の丈を越すような藪の中を進んでいたため、現在地を見失い、踏み跡だけを頼りに進んでいた。そのため分岐に出た際は、本件のように「こっちだ」と直感的に思った方向に進んでいたが、やはり何度か間違えた道を進んでしまい引き返す羽目となった。

■どのように対応すべきと考えたか

本件のように何の客観的な根拠無く「ここだろうと」進んで戻る行為は、徒に体力を消費するだけで解決策にはならない。本件は引き返すことができるような道で、かつ、引き返すことが出来るだけの体力があったために遭難には繋がらなかったが、2018年5月には新潟の五頭連山で進路を誤って進み結果として沢に出てしまい、戻ることも進むことも出来なくなって親子二人が亡くなるという痛ましい事故も起きている。濃霧で焦る気持ちがあってのこの行動だろうが、進路に違和感を覚えたら、何よりもまず優先してするべきことはコンパスやGPSを用いてその進路が本当に正しいのかどうかを確認することである。

■今回の分析で獲得した知識や技術

分岐や踏み跡が曖昧で進路に不安を覚えた際は、一度立ち止まり現在地を確認し、進路が正しいことを確認してから進む。

■今回の分析で得た(気づいた)発想

 

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果