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晩秋の登山

2018年2月26日

 

発生日2016年10月12日
体験者名2017年Y108
登山地域燧ケ岳

 

 

登山概要

■パーティ人数:2人
■山行スタイル:友人と2人
■宿泊:山小屋
■登山内容:登山口反対側へ下山
■天気:晴れのち雨

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:しなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:しなかった

 

ヒヤリハット本文

初日に尾瀬ヶ原を2万歩歩き、疲れが癒えぬ内の翌日早朝開始の登山。初心者も同然の技量と体力しか持ち合わせのない、しかも心肺機能の低い私はベテランの友人の勧めで同行。初めての山小屋泊。4時起き、5時出発。出発前の原の小屋前の気温は氷点下2度。私は心拍が170を超えるとアラームが鳴る心拍計を装着し、鳴り出すと停止し、150位に落ち着くとまた歩きだすの繰り返しなので、それだけでも遅れる。最初は心拍が上がったら休んでいいよと言っていたが、コースタイムに執着する友人は、もう言わなくなった。もう私は足に来ていた。2100メートルを超えると、もうそこは未体験ゾーン。何度も吐き気がして、柴安ぐらに着いたときは12時。1 時間遅れなので食事の時間はないと言われ、休まずに次の峰、俎ぐらへ。すぐに下山開始。ここまで8時間。殆ど休まず。食事せず。1時間後に雨が降り出す。3時になり木道に入ったところで友人はバスに間に合わないので急ごうと言い出した。「うん」と返事をしたがみるみる離され下りに入ると姿がない。そこから未知のルートを単独行。夕暮れが迫ってきたのでヘッドランプを探したが見つからない。雨が強くなった。カッパを持っててよかった。スマホの薄明りだけで木道を照らしながら歩いた。木道が終わったところで。その先は岩場。もう真っ暗。見えないので手前の鉄の階段に座り込む。30分後スマホの懐中電灯アプりに気付き岩場を下りだす。疲労はもう感じない。お腹もすかない。一人になって6時間。暗闇の中、岩場を歩き続け、スマホの電池が切れた時、私の声を聞いた山岳ガイドが来てくれた 。御池ロッジま100メートルの地点。16時間何も食べずに歩き続けた。雪が降ったとガイドが言う。アプリに気付かなければ先に進めず、凍死していたかもしれない。前日に小屋で充電し電源をオフにしておいて良かった。よく熊や猪に出会わなかった。雨で沢状態になった大岩の下りでよくヘビに噛まれなかった。幸運が重なった。ガイドもロッジの人もこの奇跡に仰天していました。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備ヘッドランプが見つからないなど、パッキングがなっていなかった。 食料は持っていた。水分も十分だった。コースタイムの遅れよりも、エネルギーの補給、休憩、を主張すべきだった。
コースこの登山ははじめから無謀だった。経験、体力、技能、すべて不足していた。
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動友人に任せ過ぎた。自分の体力、技量でコースタイムを計画すべきだった。
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策