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脱水症状か?

2018年1月23日

 

発生日2012年9月15~16日
体験者名2017年Y117
登山地域空木岳

 

 

登山概要

■パーティ人数:2人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:避難小屋泊
■登山内容:縦走
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:した
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:した

 

ヒヤリハット本文

 檜尾避難小屋(泊)で木曽駒ヶ岳から空木岳の縦走。避難小屋の水場は枯れており、持参した水で自炊。木曽殿越到着時間が既に自分の予定時間より半時間くらい遅れが出ていた。木曽殿の小屋にて一人500?t購入も、高価なのでそれ以上の水を持たず空木岳を目指す。が、急登にてバテ始めスローペースに、予定より1時間半遅れて空木の避難小屋に到着。ゆっくり食事して水を補給して2時前に下山開始。そのときは何の自覚症状や異常も無く歩き始める。しかし、なだらかな下りであるにも拘わらず、ペースが上がらない。そこからは、水を大量に飲むしトイレもするし汗もかいているのに、歩みが進まないという状態に。異常に時間がかかり、夜8時前にふらふらになりながらも、何とか池山水場分岐近くの小屋にたどり着いた。到着後インスタントラーメンを自炊して床についた。翌日は異常なく下山完了した。  振り返ってみるに、ナトリウムの欠乏かと思われるが、何のデータも無いので確かな事は今もって不明である。塩飴こそ持たなかったが、塩分を含む行動食は摂っていた。初めての経験で再度同様な事にならないか心配である。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備避難小屋泊のため、二人で5リットルの水を持ち込んだ。夕食は水分をしっかり補給したと思う。
コース日帰りする人もあるコースなのだが、あえて年齢相応よりも緩いペースの計画にした。
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

ゆとりのある自炊食糧や臨時宿泊地の準備