発生日 | 2017年06月18日 |
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体験者名 | 2017年Y085 |
登山地域 | 鷹ノ巣山、六石山縦走 |
■パーティ人数:2人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:縦走
■天気:晴れ
■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:しなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:あまりしなかった
私(55)と先輩の友人(64)で奥多摩鷹ノ巣山、稲村岩尾根を登山。先輩は、大学時代ワンゲル部と経験者、私も登山歴25年。きつい登りに先輩のペースに合わせゆっくり登山。途中、何回も休み、鷹ノ巣山に1330頃到着。予定よりかなり遅れる。1400頃、出発。帰りのルートを六石山から水根を下るコースを選択。これが誤りとなった。(この尾根が急坂と知らず)六石山までたどり着くも、水根を下るコース途中で、先輩が足の痛みを訴える。まだ、コースは、地図上1/3位の箇所である。しばらく休憩して、1600頃、下り再開。日が長い時期とはいえ、辺りは薄暗くなり不安がましてくる。先輩には、頑張って歩いてもらうしかない。私は、うっかりヘッドライトを忘れてしまったが、先輩は持参している模様。急坂は依然続き、残りコース1/2程で、先輩たちどまってしまう。私が先輩のリュックを背負う。この頃1700、これは遭難かと内心不安になる。先輩、依然足をひきづりながらの歩行。先輩に頑張って歩いてもらうしかない。最悪ビバークか。なんとか水根の山道が終わり、車道に出たのが、1830。この時は、本当に安心しました。もう山の中は真っ暗です。車道を歩き、水根のバス停では、既に便がなかったので、奥多摩湖を目指す。先輩は、疲労しきっているので、後からついてきてもらい、私は走ってバス停を探す。すると、幸いなことに湖入口を奥多摩湖方面に向かうバスを発見。 引き返してくる事を確信して、先輩とその場で待機。 引き返したバスを手を振って、停車してもらう。この時、20:00。やっと、山行が終わった瞬間でした。
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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装備 | |||
コース | やはり、メンバーの体力に合ったコース設定、特に、下山コースを誤った事 自分は、過去稲村岩尾根を登った事があるが、その時は、往路を下山した。 | ||
山の状況 |
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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楽観的・希望的な解釈 | |||
調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |||
安全最重視の行動 | 稲村岩尾根で大部難儀した。 山頂到着予定時間を予測し、帰りのバスの時間を考え、途中で引き返す選択も合ったかと思う。 | ||
リスク低減行動の継続的実践 | |||
その他 |
まず、メンバーの体力に合わせたコース設定が、非常に大切だと思う。また、非常用携帯品(ヘッドライト、ツェルト、他)。バス時刻表の調査(本数が少なく、帰りのアクセスがバスに限られるコース)