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常念~蝶ヶ岳下山時靭帯損傷

2018年1月18日

 

発生日2012年8月
体験者名2017年Y028
登山地域常念岳~蝶ヶ岳

 

 

登山概要

■パーティ人数:2人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:テント泊
■登山内容:縦走
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:少しした
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:しなかった

 

ヒヤリハット本文

一泊二日での予定で、はじめてのテント泊で、常念岳から蝶ヶ岳に登りました。登山はまだ2年ぐらいで、森林限界の山ははじめての経験でした。登山届けを出した時に、受付の方にやめた方がいいと、アドバイスをうけて居ました。天候が悪くなる予報が出ており、山の経験が無さすぎるとの指摘がありました。三股から常念へ行き、テントに泊まり二日目に蝶ヶ岳へ向かう常念の山頂直下の下りの木の階段で、右足つま先を引っかけ、階段に足がはまり足を痛めました。直ぐに足が倍に腫れ、歩けなくなったが、テーピングで足首を固定し、蝶ヶ岳まで脂汗をかきながらかなりの時間をかけて向いました。アップダウンがあり、登りは何とか歩けましたが、下りが痛みが酷く泣きながら歩きました。すれ違う人達が心配して声をかけてくれたり、湿布をくれた方もいました。相方はヘリを要請しようと何度も声をかけてきましたが、自力下山を強く訴え、蝶ヶ岳山荘で持参していた痛み止を服薬し、日がくれる前までに何とか下山しました。帰宅後病院を受診すると、靭帯が切れていたことが分かりました。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

無理な登山はせずに、人の言うことに耳を傾けるようにしようと反省し、山岳会に入りました。2年ほどお世話になり、現在は新しい山のパートナーと、厳しいながらも楽しい登山を登っています。