タイトル | 沢の急激な増水 |
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発生日 | 1994年07月25日 |
体験者名 | 2016年Y699 |
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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装備 | |||
コース | |||
山の状況 | 梅雨が明けても結構な水量と思われる。 | 大気不安定。 | 梅雨が明けていなかったのでは? 山は飽和状態なので強い雨がふれば直ぐに増水する。 |
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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楽観的・希望的な解釈 | |||
調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | 上空の寒気など気象情報は得ていた。 | ||
安全最重視の行動 | 梅雨が明けるかどうかの時期での検討 | ||
リスク低減行動の継続的実践 | |||
その他 |
■類似した自分の登山経験
多分、梅雨が明けるかどうかのシーズンと思います。過去の年月で思うには丁度その頃から異常気象と世間では言われ始めたばかりではないでしょうか。真夏の上空に寒気が入ってゲリラ豪雨とか、海水温のエルニーニョ現象で暖冬と聞きなれない用語が現れだしたのも、そのころと記憶しています。また7月の後半、『梅雨明け十日』など言われて、スカッとした夏空の下、山へと繰り出していたのを思い出します。最近ではスカッとした天気が続いた記憶が思い当りません。また、本当に「夕立」に留まらず、梅雨明けのこの頃が、1つの部落に留まらず村全体までも、水害による山崩れに毎年襲わられているのが今の異常な現状だと思います。ビバーグサイトも真夏であれば涼しく、より便利な喫水線近くに設けるのもよくわかります。水が浸入してきてから上部のネマガリダケの藪を目指し立ち上がるまでのたった数分。水かさが膝まで来ていたのにはビックリ。
■どのように対応すべきと考えたか
水流幅1m位だったのが一面に広がっていたとは、ヘッドランプで暗闇を照らされた時は濁流化し恐怖だったと察します。対策ではビバーグサイトの選定に増水に対して安全な場所を探すとなっています。増水時は現場でこれ位まで水かさが上がると読める痕跡があるはずなので、それも幕営地の基準として検討するのも一つかなぁと、考えました。
■今回の分析で獲得した知識や技術
■今回の分析で得た(気づいた)発想