タイトル | 同行者が熱中症による疲労で下山困難 |
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発生日 | 2012年08月07日 |
体験者名 | 2016年Y724 |
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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装備 | 急速冷却剤を夏山では携行しましょう。 | ||
コース | どんどこ沢の様子は、ガイドブックで調べたり、青木鉱泉に電話で問い合わせれば、事前に最新情報を入手することができます。 | ||
山の状況 |
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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楽観的・希望的な解釈 | |||
調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |||
安全最重視の行動 | 熱中症の手当を急いで行う必要がありました。 | ||
リスク低減行動の継続的実践 | |||
その他 |
■類似した自分の登山経験
■どのように対応すべきと考えたか
同行者の方が熱中症にかかったということですが、熱中症は状態が悪ければ命に関わる症状です。行動を一旦中止して、熱中症の手当をする必要がありました。
まずは木陰など、直射日光を遮って風通しの良い所に患者を移動させます。そして楽な体勢をとらせ、休ませます。脇の下や額に、急速冷却剤(薬局にあります)や沢水を入れた袋を差し込んで、体温を下げます。
また熱中症は水分と塩分不足も原因の一つなので、冷たい水と塩分(タブレットや飴)を摂取させます。
これで元気が戻れば少しずつ歩き出して結構です。しかしもし容体がより悪くなる場合は、即救助を要請する必要があります。
今回はそのまま頑張って歩かれたようですが、決して無理をさせないで、適切な処置をとることが大切です。
山小屋の対応についてです。確かに山小屋のご主人が夕食を出してくれなかったのは残念なことです。しかし、山小屋には遅くとも午後3時には到着しているのが登山の常識です。山小屋のご主人は、意地悪で夕食をださなかったのではなく、登山の常識を逸脱した時間に投稿者様が到着したことに、憤りを感じてしまったのではないでしょうか。安全登山の為には、通常午後2時、遅くとも3時までに山小屋に到着するよう心掛ける必要があります。
公共交通機関の時間的制約の為に、山小屋への到着が遅くなったと書かれていらっしゃいますが、朝遅い時間にしか交通機関を利用できないのであれば、前夜にご自宅を出発し、登山口付近で1泊するなどの対処が必要です。
登山の計画を立てる時に、交通アクセスも必ず調べるようにしてください。午後2時に山小屋へ到着するにはいつご自宅を出発し、公共交通機関をどのように利用するのかを逆算することも大切なことです。
■今回の分析で獲得した知識や技術
■今回の分析で得た(気づいた)発想