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見知らぬ登山者?と道迷い未遂

2017年2月24日

 

発生日2013年5月4~5日
体験者名2016年Y45
登山地域那須茶臼岳~三斗小屋温泉

 

 

登山概要

■パーティ人数:2
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:山小屋泊
■登山内容:その他
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■場所 :登山道
■原因(環境):道が不明瞭(残雪と笹)
■原因(人):記憶違い
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:Yes
■迷ったときに現在位置を把握できたか:Yes
■現在位置や正しいルートを確認する手段:地図 コンパス GPS
■道迷い後の行動:コースを修正して目的地(ルート)へ

 

ヒヤリハット本文

茶臼岳から姥ケ平、沼原分岐経由で三斗小屋温泉に向かう途中。残雪と笹で道が分かりづらい場所で、先行していた単独登山の男性と遭遇した。男性は道を見失ったらしく、軽装な上にウォーキングシューズ姿。一緒に歩きたいとのことで同行したが、以前に来た時に「見たことがある」という男性の記憶につられて歩いたが、道を外れて一時道迷いに。その後、自分の持っていた地図とコンパス、スマホのGPSを頼りに登山道に復帰し、無事に目的地に着いた。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他見ず知らずの登山者(しかも経験装備とも乏しそうな)の言動に自分たちの行動を左右させてしまったこと。

 

対策

後日、知り合いの登山ガイドに話をしたとき、「万一その登山者に何かがあった場合、責任が生じてしまう可能性がある」と聞き、不用意に見ず知らずの人と帯同することの危険性を知った。