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BCスキー下山時のルートミス

2017年2月24日

 

発生日1990年04月30日
体験者名2016年Y839
登山地域青森県岩木山

 

 

登山概要

■パーティ人数:3
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:その他
■天気:快晴

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■場所 :下り
■原因(環境):
■原因(人):誤認識(尾根のつもりが谷に下降)
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:Yes
■迷ったときに現在位置を把握できたか:No
■現在位置や正しいルートを確認する手段:勘
■道迷い後の行動:上に登り返す

 

ヒヤリハット本文

BCスキーで山頂から滑降。ルートである尾根を外し谷に下降した事に気付くが、登り返しが面倒だったので、そのまま下降。谷が狭まり、それ以上下れなくなった。右手の尾根がルートなので斜面を登って尾根筋に戻ろうとしたが、背丈以上の熊笹と急斜面に難渋。次第に暗くなり遭難を覚悟。当時は携帯電話が無かったので救助要請も出来なかった。それから程無くして尾根に乗り、トレースを辿って無事下山出来た。尾根に乗った時点で日は落ちていたが雪明りで下降出来た。宿泊先の宿に戻ったのは午後7時を過ぎており、宿のご主人から警察に連絡しようとしていた告げられた。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備日帰りだったので昼食と飲料水、防寒着しか持参してなかった。万が一を考慮し最低限のビバーク装備を持つべきだった。日帰りだったので昼食と飲料水、防寒着しか持参してなかった。万が一を考慮し最低限のビバーク装備を持つべきだった。特に問題無し。
コース特に問題無し。特に問題無し。ルートミスに気付いた時点で登り返すべきだった。
山の状況特に問題無し。特に問題無し。特に問題無し。

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他地図上で破線表示となっており、難路である事は考慮して、時間の余裕は多めに取っていた。特に問題無し。特に問題無し。

 

対策

ルートミスに気が付いたら、必ず引き返す。そのために、行動中は現在地を逐次確認すると共に周囲の景色を観察し、時には振返って景色を覚え、何時でも引き返せるようにしている。