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燧ヶ岳 木道転倒事故による骨折

2017年2月23日

 

発生日2016年07月03日
体験者名2016年Y88
登山地域燧ヶ岳

 

 

登山概要

■パーティ人数:2
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:小雨

 

ヒヤリハットタイプ

■対応(解決種別):[救助要請(山小屋・他登山者)]
■場所:[下り/一般登山道]
■原因(人):[バランスを崩した]
■原因(コース/環境):[雨]
■怪我の程度:[重症(行動可)/骨折]
■怪我の部位:[不明]
■転倒した瞬間の対応:[行わなかった]
■転倒距離:[不明]

 

ヒヤリハット本文

2016年は飛躍の年と位置づけて、飯豊山に登るため、毎月2から3回の日帰り登山をしていた。7月1日に桧枝岐村民宿に前泊し、2日に会津駒ヶ岳の山開登山をし、3日は燧ヶ岳の山開き登山で御池から登った。朝は雨が降っていたことも有、登らないで帰宅するか迷っていた。山開きが始まって、登り始める人も見かける頃、私たちも登山開始した。途中日が差す時間もあり、花も美しく咲き、眺望はなかったが、山頂でバッジももらい、満足して下山していた。雨が降っていたこともあり、下山中、木道で転倒する人続出で、気をつけながら歩いていた。あと40分で登山口という辺りで、相棒が転倒。大丈夫かと確認したが、どうにか歩けるようで、安心して下山していたが、中々おりてこないので登り返したところ、歩くのが大変そうであった。荷物を預かり、40分のところを何とか倍くらいの時間でおりてきた。次の日に病院に行ったところ、骨折していると診断された。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備登山靴も履いているし、ストックも使っていたが、雨の中の木道は滑りやすく、ストックも滑ることを知った。
コース燧ヶ岳は前にも登っていたので問題ないと思っていた。
山の状況雨の日登山はあまりしていない。

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他夫と二人での登山が多いが、登りは夫が先行し、下りは私が先行して、離れることが多いので、相手に併せて登ることも大切であると思った。

 

対策

自分の実力にあった山でも、雨が降るなどの気象によって誰にでもけがが起こるのだと知った。木道で滑って転倒ですんだから骨折で終わったが、転倒滑落なんてこともあるのではと、気を引き締めて登山する。