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滑って、転んで、右足首外果骨折

2017年2月23日

 

発生日2016年06月18日
体験者名2016年Y526
登山地域山形県最上郡金山町・神室山

 

 

登山概要

■パーティ人数:1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:濃霧・雨・強風

 

ヒヤリハットタイプ

■対応(解決種別):[救助要請(山小屋・他登山者)]
■場所:[縦走/一般登山道]
■原因(人):[バランスを崩した]
■原因(コース/環境):[雨/濡れた落ち葉に足を滑らせ]
■怪我の程度:[重症(行動可)/骨折]
■怪我の部位:[不明]
■転倒した瞬間の対応:[行わなかった]
■転倒距離:[不明]

 

ヒヤリハット本文

計画通り、入山しましたが、悪天候で、登りに予定タイムオーバーで、登頂。下山のコースで、挽回しようと強い欲があり、注意しようと心掛けていましたが、下山してまもなく午後1時ごろ、傾斜も無い場所で、濡れた落ち葉に足を滑らせ転倒しました。入山者が、ほとんどいないコースと携帯圏外で、選択肢は、自力下山のみ、負傷の程度は、本人の自覚では強い捻挫(結果は、全治5ケ月の骨折)でしたが、歩行困難な状態。登山靴を脱ぎたい気持ちはありましたが、地面が濡れているのと、脱いだら、酷い状態になりそうな予感がしたので、そのままブナに寄りかかり、30分ぐらい休みました。コースタイムで、普通なら2時間で登山口に戻れること、標高差700mを下ること確認して、下山を開始しましたが、やはり、痛くて歩けません。しかし、自宅で待っている中学2年の息子のことを考えると、這ってでも下山しようと覚悟を決めました。それからは、一歩ずつ、丁寧に、急な斜面は、本当に這って下りました。季節柄、日が長かったので、時間的な焦りは、あまりありませんでしたが、痛くて、休んでいる時間が多くなり、休憩後の一歩に、相当の気合が必要でした。下山予定午後3時が、薄暗くなってきた午後7時過ぎに下山できました。さらに、負傷したのは右足なのに、登山口駐車場から、自宅まで、自家用車を運転して帰宅しました。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備ガムテープと痛み止めの飲み薬があれば、少し改善できたと思う。
コース
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他おごり、うぬぼれ

 

対策