タイトル | 落雷 |
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発生日 | 2008年07月27日 |
体験者名 | 2016年Y720 |
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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装備 | ラジオを携行すると便利 | トレッキングポール・ピッケルなどはザックから外す。 | |
コース | |||
山の状況 |
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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楽観的・希望的な解釈 | |||
調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | 目的山域の天気予報を、数日前より確認する | ラジオやスマホにて、雷注意報が発令されていないかを確かめる。 | |
安全最重視の行動 | 高い所に付けている装備を外す。 | ||
リスク低減行動の継続的実践 | |||
その他 |
■類似した自分の登山経験
3,000m級に近い山の稜線で落雷に遭うと、逃げ場に困るものですね。
私も20年ほど前に、西穂~奥穂の間の稜線上で落雷に見舞われました。岩場だったので逃げ場所もなく、ただメンバー全員に直撃しないことを祈るのみでした。結果として全員無事でしたが、落雷中は生きた心地がしませんでした。
落雷と大雨の影響で、畳岩のスラブ帯で行動速度が遅くなりました(スラブは濡れるととても滑りやすくなる為)。その速度低下が原因で、ゴールへその日のうちにたどり着けず、畳2帖ぐらいの平坦地で、夜を明かしました。
■どのように対応すべきと考えたか
雷は金属に落ちやすい、とかつて言われていましたが、実は材質に関係なく、周囲でより高い点に落ちるそうです。なのでトレッキングポールをザックに付けている場合などでは、ポールをザックから外して自分の高さを出来るだけ低くすることが、少しでも直撃を防ぐ対処法になるようです。
もし稜線からハイマツ帯を下れるのであれば、下れるだけ下って、少しでも安心な場所へ避難するのが最善策だと思います。
■今回の分析で獲得した知識や技術
■今回の分析で得た(気づいた)発想