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蝶が岳から徳澤への下山途中の道迷い

2018年1月23日

 

発生日2000年08月15日
体験者名2017年Y111
登山地域蝶が岳

 

 

登山概要

■パーティ人数:2人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:テント泊
■登山内容:縦走
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:あまりしなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:した

 

ヒヤリハット本文

登山計画立案時、古い地図(6~7年前)を使用してしまった事が有りました。 燕岳から縦走の4日目、蝶が岳のテント場から6時頃徳澤へ下山開始、徳本峠方面、大滝山荘経由徳澤へ下山するつもりでした、当時は大滝山荘前の道標にもそのルート表示が有り安心しきって余裕でお昼頃には徳澤に到着できるものと思っていました。しかし途中からルートがはっきりせず道が無くなってしまいました。近くの山小屋にルート表示が有るのだから道は有るはずだと思い、妻をルートが解る場所に待機させ私一人で下山ルートを少し探索しました。結局ルートが解らず元来た道、蝶が岳まで2時間30分くらいを引き返しました。その時思ったのですが単独であったら迷っていたかもしれないし、古い地図は禁物そして道標もときには当てにならない事もあると思いました。数年後徳本峠から大滝山荘へ行った時にはその道標は有りませんでした。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース計画段階で古い地図で表示のルートが無くなっている事など考えてていなかった。 北アルプスは昔から登っていたので少し緊張感が薄らいでいた。蝶が岳のテント場でお話しした登山者の方が大滝山荘経由の下山道の話をしていたので全く不審には思わなかった。
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

その後は古い地図は使わない、そしてそのルート管轄の地元警察署、役場、等に電話で状況を確認しています。