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道間違い

2018年1月23日

 

発生日2017年03月12日
体験者名2017年Y079
登山地域鷹ノ巣山

 

 

登山概要

■パーティ人数:1人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:晴れ曇り

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:した
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:少しした

 

ヒヤリハット本文

基本的に臆病なので、ものすごく下調べをしていくためにそこまで深刻ではありません。 この時は巳ノ戸橋の改修が終わったばかりで、残雪の稲村岩尾根にトレースがないかもしれないという想像力が及ばなかったことが最大の原因でした。 今思い出して1番まずかったと思うことは、後続の方が自分と全然違うルートで登っていくのを横目で見て初めて、自分のルートが間違っていると気づいたことだと思います。つまり間違った自覚が全くないということです。 急登ということが先入観としてあったため、かなりの斜度があっても気にしなかったことと、アイゼンを装着していたため、雪の下の土の踏み固め具合などに鈍くなっていたことも原因だと思います。 GPSを持っていたのですが、その時は急登を登ることに夢中になり分岐もなかったため一直線に進んでいたつもりが、いつのまにか登山道を大きくそれていました。 時期的に登っている方も最終的に数名だったため、今考えると、後続の方がいなかったらと想像するたびに気が引き締まります。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備
コース急登が大好きなので、体力さえあれば、多少のイレギュラーには対応できると思っていたところもあり、トレースの有無よりも岩尾根を登りたいという欲望に意識がいってしまったと思う。
山の状況

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈むしろなんの不安もなく、山に入ると楽しくて気分が高まり、興奮して周りが見えていなかった時もあったのではないかと思う。むしろなんの不安もなく、山に入ると楽しくて気分が高まり、興奮して周りが見えていなかった時もあったのではないかと思う。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動経験値が少ないことで、想像力に大きく欠ける部分があったことは1番の原因である。
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

山小屋やビジターセンターなどへの問い合わせは積極的に行うようになりました。また、ネットの情報に左右され過ぎずに、現地に着いてからの判断力や洞察力をつけることが最重要だと思いました。