発生日 | 2009年08月11日 |
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体験者名 | 2017年Y018 |
登山地域 | 北穂高岳 |
■パーティ人数:3~5人以上人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:山小屋
■登山内容:山頂往復
■天気:晴れ
■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:しなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:しなかった
夜勤明けで睡眠不足の中、無理して登山に出掛けた。涸沢までの道中でバテてしまい、涸沢に着いた時には水を飲んでも吐きそうな位だった。 食べ物を体が受け付けなくなり、歩くのに精一杯なのに仲間がそのまま北穂高岳まで登るというので、無理をして一緒に上がってしまった。 仲間もコースタイムが3時間なら登りきれると甘く考えていたため、涸沢から上がきつい登りなのにも関わらず、計画性も何もなく当初の予定は涸沢泊まりのはずを変更したため、登っている途中で動けなくなり、意識もうろうとしながら、自力で北穂小屋に何とかたどり着いたものの、涸沢小屋で待っているとなぜ言えなかったのか、と後悔している。 仲間2人も結局はバテて、コースタイム3時間と甘くみていたが5時間以上かかってしまい、小屋到着は17時近かった。天候に恵まれたから大事に至らなかったものの、雷にでも遭っていたら、3人とも遭難していただろうと思う。 その前年に戸隠で道迷いによる遭難をしたにも関わらず、翌年も無理な山行をしたことで、それ以降はなるべくツアー登山に参加するようにしている。
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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装備 | |||
コース | 北穂高岳から奥穂高岳への縦走を計画していたが、レベルを十分に理解していなかった。 | ||
山の状況 |
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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楽観的・希望的な解釈 | |||
調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |||
安全最重視の行動 | 夜勤明けで睡眠不足だったので、不安が大きかった。 | 途中から気分が悪くなったが、仲間にその旨を伝えても、特に心配してくれず、天候が良いという理由だけで、計画変更無理して登山を継続した。 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |||
その他 |
登山レベルが自分の力量に合っているかを調べて、不足していると思われる山はガイドの付いているツアーを探して参加するようにした。 体調不良だと思ったら、無理せず予定変更して手前の小屋に宿泊するようにし、無理に山頂を目指すことをやめた。