発生日 | 2016年9月 |
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体験者名 | 2016年Y413 |
登山地域 | 那須岳 |
■パーティ人数:5
■山行スタイル:山岳会やサークル、クラブの山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:縦走
■天気:嵐
■解決種別:自力下山
■気象種別:強風
■発生後の対応:続行
那須岳の朝日岳頂上からひょうたん池を回り茶臼岳を一周して頂上を目指すルートでしたが、途中 日の出を楽しむ予定で4:00登山開始。 未明まで雨予報で、徐々に回復に向かうとの事で、幾つかの天気予報を確認。 小雨が降る中カッパを着てのスタートでした、4:50もちろん日の出を見ることは出来ず、避難小屋で休憩。 外が明るくなってきたのでまずは朝日岳を目指す。強風の中 何とか登頂、下山しひょうたん池を経由して茶臼岳の周りをぐるっと一周したところで 雨と風が強まってきた。ロープウェイの頂上駅付近んで、ロープウェイの営業中止のアナウンスが聞こえる。 そこから茶臼岳の頂上経由で避難小屋を目指し駐車場にたどり着くルートしか道は無い。 強風で身体が浮きそうになりメンバーで抱き合うように一歩一歩前に進む。大粒の雨が全身を叩きつけ、体力を奪って行く。雨対策はしていたものの見えないゴールに精神的にも追い込まれていく。限界と思えたその時、避難小屋がかすかに見え、無地に帰れることを実感した。登山を終え近くの露天風呂で体を癒す、気がつくと雨があがり青空の中に雄大な那須岳が顔を出したかと思うと、自分たちはいつしか雲海の上にいた。頂を目指す者たちへの神々からのご褒美にも思えた。この過酷すぎる登山を通し天候の難しさや雨対策の重要性を痛感した。
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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装備 | 備えあれば憂いなし、多過ぎるくらいが丁度いい | ||
コース | |||
山の状況 | 天気予報の難しさ、山の天気の移り変わりの早さが特に難しい |
計画時 | 出発直前 | 行動中 | |
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楽観的・希望的な解釈 | |||
調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |||
安全最重視の行動 | |||
リスク低減行動の継続的実践 | |||
その他 |