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下山途中での転倒

2017年7月11日

 

発生日2015年10月17日
体験者名2016年Y263
登山地域金時山

 

 

登山概要

■パーティ人数:2
■山行スタイル:山岳会やサークル、クラブの山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:晴れ

 

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■怪我人:本人
■怪我の種別:捻挫
■怪我の部位:脚部
■怪我の原因:めり込み
■怪我した場所(登り):
■怪我した場所(下り):草付き・木道
■怪我した場所(不明):

 

ヒヤリハット本文

11:30頂上での昼食後、これから下山を始める際に同行していたメンバーより「少し時間に余裕があるので、別のルートで下山しよう」と提案がありました。 前日は雨で少し滑りやすかったのですが、晴れていた為に乾き始めており、彼の提案通りに別のルートで下山する事を決めました。 13:30頃、日陰で足元が滑りやすくなったのとストックを持って来なかった為、注意しながら降りていると、樹の根が何本も露出している場所がありました。 こういう所は滑りやすいんだよな~と思いながら注意して根に左足を乗せた瞬間、その足がずるッと滑りました。 続いて滑り落ちた登山靴の踵が土にめり込む感じと同時にボキッと左足首から嫌な音が聞こえました。 一瞬、骨折したと思い、冷や汗が出ましたが、立ち上がってみると痛いけど立てたので捻挫だと思いました。 メンバーが持っていた一本だけのストックを借りて何とか下山する事が出来ました。 下山口まで約15分程度の行程を40分近く掛けて降りました。

 

要因分析

 

装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)

 計画時出発直前行動中
装備いつもは必ず持っている2本のストックを不要だと思って置いて行った。当日は天気も良く、何か足りなくても何とかなると考えていた。
コース前日に少し雨が降っただけで登りやすさは変わらないだろうと考えていた。途中で下山ルートを変えたのが大きな間違いだったと思う。
山の状況日の当たっている場所は乾いていても、日蔭は湿っており、足元が滑りやすかった。

 

登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表

 計画時出発直前行動中
楽観的・希望的な解釈小学校の遠足などでも登れる低い山なので、いつもより緊張感が足りなかった。足慣らしのようなハイキング気分で大丈夫だろうと思っていた。
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他

 

対策

いくら低くても山は山。 自然を舐めてかかると痛い目に合う。 多少重くなっても装備は万全に整える。 ファーストエイドポーチに固定用のテープとサポーターベルトを入れています。 ストックも必ず2本持ち歩くようにしています。