登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

道迷い

2017年2月24日印刷
発生日 2016年07月23日
体験者名 2016年Y940
登山地域 風不死岳・北尾根コース
登山概要

■パーティ人数:1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:霧のち晴れ

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■場所 :下り
■原因(環境):道が不明瞭
■原因(人):不注意
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:No
■迷ったときに現在位置を把握できたか:Yes
■現在位置や正しいルートを確認する手段:GPS
■道迷い後の行動:上に登り返す

ヒヤリハット本文

登山口を8時過ぎに出発し、8合目までは順調に高度を上げていった。このコースは3度目であり、ここまで特に問題も無かったので、少し油断していたのかも知れない。岩場が出てくる手前を右に登らなければならなかったのに、足跡らしき踏み跡に釣られて何の考えも無く直進してしまった。直ぐに踏み跡は消えてしまい、此処で戻れば良かったのに何とかなると思って進んでみたら、谷間に繋がる急斜面に出くわして進退に窮まってしまった。GPSで確認して道を間違えたことが分かり、冷や汗が吹き出てきた・・。どうしようか・・、1,2分は思案に暮れただろうか。来た道を戻るのは、足場が軟弱なので難しい。下に降りるのは谷に向かっているので、これはやっちゃダメだ・・。だから、何かで読んできた教えに従って、柔らかい斜面を四つん這いになって登ることにした。登れば必ず登山道に合流できるはずなので、GPSを確認しながら斜面を這い上がって行ったと覚えている。ここを登り始めて時間にして10分くらいだろうか、ようやく本来の道に合流することができ、ほっとすることができた。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
装備
コース
コースでないところをよく確認もしないで、安易に踏み込んでしまったことが要因と考えられる。慢心していたに違いない。
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
対策

コース確認は念入りに行っています。

学びの場

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