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ヒヤリハットで疑似体験
発生日 | 2018年08月19日 |
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体験者名 | 2017年Y092 |
登山地域 | 西穂独標 |
登山概要
■パーティ人数:5人以上
■山行スタイル:山岳会やサークル
■宿泊:山小屋
■登山内容:山頂往復
■天気:晴
ヒヤリハットタイプ
■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:した
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:どちらともいえない
ヒヤリハット本文
一日目 信穂高ロープウェイ西穂高口駅から西穂山荘(昼食)・丸山・西穂独標・西穂山荘泊 二日目 西穂山荘から焼岳山荘・焼岳・中ノ湯温泉へ下山の一泊二日の山行です。メンバーは百名山を踏破した強者から、経験は積んでいるが岩場の経験の少ない者や体力に自信のない者も含んだ同好会です。西穂山荘で昼食をとり西穂独標への往復の一日目、西穂独標からの下山、路肩を歩いていたメンバーが路肩の砂利が崩れ滑落しそうになりました。転倒の際、辛うじて体を反転させうつ伏せになり、両肘と顎を突くことが出来滑落は免れました。山荘宿泊は13人一部屋の泊まることとなり、蒸し暑く寝苦しい夜を過ごしし二日目となりました。焼岳は8月10日に噴気が観測され、噴気や火山ガスの噴出に注意をし、安全対策をした登山を求められていました。体力に自信のないメンバーは山荘から下山しました。午前6時30分山荘発、10時焼岳山荘でコーヒーブレイク20分、焼岳北峰12時中ノ湯温泉15時20分下山。昼食休憩を含み8時間50分の山行でしたが、焼岳からの下山途中(昼食休憩30分)、尻もち転倒と前のめり転倒がメンバーの何人かにありました。骨折等の大事にはいずれもならなかった。今、考えると、焼岳は活火山で数日前に噴気が観測され、噴火をしては大変だからと上り下りの行動を急かされ、疲れもあるが、気持ちの焦りも転倒に繋がっていったとも思えます。
要因分析
装備 | |
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コース | コース選定・変更に関して一日目はメンバーが十二分に楽しめると考えコースを作る、二日目は体力に不安のあるメンバーの下山の選択肢を考慮した。 |
山の状況 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 | 出発数日前に噴気が観測されたので、噴火情報の確認を十二分行った。 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 | 焼岳登山中に噴火が起きては困るからと先を急かされた山行となり、山頂での征服感がなくゆっくりと出来なかった。 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | 中ノ湯温泉下山口への行動時間約3時間(休憩含む)を約2時間と読み違え疲れが倍増した。 |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
対策
月に一回、一日の行動時間が5・6時間の山行を中心山登りをしているが、長時間の山行には、事前の体力作りをしなければいけないと思う。
学びの場
ヒヤリハット体験への学習レポートを書き込んだり、学習レポートへコメントをつけたりしてみんなで対策を考えましょう。
※学習レポートの書き込み及びレポートへのコメントの投稿はログインユーザのみ利用可能です。
STEP2 省察
装備 | |
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コース | |
山の状況 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | 焼岳が噴火する可能性があるが、極めて小さいので注意しながら登山された。 |
安全最重視の行動 | 危険と考えられる地帯での滞在時間をできるだけ短くするために、せかすように行動した。 ペースが速いので足場が悪いと転倒してしまうメンバーがいた。 |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
STEP3 概念化
■類似した自分の登山経験
■どのように対応すべきと考えたか
■今回の分析で獲得した知識や技術
状況に応じて行動のペースを速めるのは正解と思います。
同じペースで歩いていてもメンバーによっては不安定な歩き方になり転倒することがあります。転倒しないメンバーもいるのでそれに倣って歩行技術を磨くべきという考え方があります。自転車の練習でよくいわれるように転倒を経験しながら要領をつかんでいくのがスキル学習と常套手段です。歩行トレーニングであればアプローチのよい低山ですべきという考えも妥当ですが、実践で学んでいくのも山岳会ならではと思います。
一方、登山はパーティーのなかで最も弱い人に合わせて行動すべきという考えがあります。
これら2つの考え方はどちらも正解で、現場で適切に対応できるようにするのはリーダーの仕事です。今回も体力的に自身のないメンバーは焼岳には登らず下山しています。メンバーの力量をみて実践での育成を行えるかを判定してメンバー編成をすべきでしょう。転倒しながらも事故にはつながらなかったのであればメンバー育成の点でよかったのかもしれません。
足場が悪い時の歩行ペースや、安定した歩き方については技術的な指導が受けられるといいです。よい教材があるといいですね。
■今回の分析で得た(気づいた)発想
STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果
STEP2とSTEP3の内容の振り返り結果
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