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ヒヤリハットで疑似体験
発生日 | 2014年10月11日 |
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体験者名 | 2016年Y823 |
登山地域 | 立山・大日岳 |
登山概要
■パーティ人数:6人以上
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:山小屋泊
■登山内容:縦走
■天気:晴れ
ヒヤリハットタイプ
■対応(解決種別):[救助要請(警察・消防) ]
■場所:[登り/沢]
■原因(人):[バランスを崩した]
■原因(コース/環境):[石・岩/岩から岩へと順調に下っていたのですが、つまずいたのか又は滑って枯沢の水たまりに頭から落ちた]
■怪我の程度:[重症(行動不可)/出血]
■怪我の部位:[額]
■滑落した瞬間の対応:[行わなかった]
■滑落距離:[3m]
ヒヤリハット本文
室堂~奥大日~大日岳(大日小屋泊)2日目大日岳往復後大日平山荘経由称名滝を経てバス停の予定でしたが、大日小屋を出発後枯沢の中腹で先頭から4番目の女子が足を滑らして沢の水たまりに頭から滑落、額に負傷したもの。額からは非常に多くの出血があり同行者が手当てをしたが負傷者は動ける状態ではないため、富山県警察に救助の要請をしたところ20分ほどでヘリコプターによる救助を得ることが出来た。富山市内の病院にて手当てをおこない(48針の縫い合わせ)その日のうちに我々のところに帰って来ました。 問題点は晴天でしたので足場の岩は濡れていませんでした。岩から岩へと順調に下っていたのですが、つまずいたのか又は滑ったのか3メートル下の枯沢の水たまりに頭から落ちたものです。水たまりが瞬時に赤く染まったもので私は負傷者の首根っこを掴んで引き上げましたが、額の傷口が大きく口を開けて鮮血が噴き出ているので皆の持っている手拭いやタオルを集めて抑えたり結わえたりしました。同行者は山の経験者が多かったので、手分けをして携帯電話が通じるところまで移動して警察に連絡をする者、負傷者の手当てをする者、ヘリの風圧でものが飛ばないように荷物をまとめる者と手分けをしていました。ヘリが来た時に林の中でも見つけることが出来るように黄色のシャツを着た人が 近くの高台で合図をしていました。ヘリが来た際に負傷者を近くの平坦地に移すように指示されましたが、待っている間に負傷者を移動させておけば良かったのにと思います。
要因分析
装備 | |
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コース | |
山の状況 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 | 天気具合によるコースの選択を。 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 | 登山者の経験・体力に合わせた歩行スピード、特に岩場の歩行には慎重に。 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 | 9人の同行者の内、4人は経験者でしたが、5人は新人に近い人でした。それなりのコース選択をしていました。 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 | 同行者が手分けをしてリーダーの指示に従い動けていました。意思の疎通は良かったです。 新人さんが数名いたのですが我々の行動を見ていて教訓になったと思います。 |
対策
学びの場
ヒヤリハット体験への学習レポートを書き込んだり、学習レポートへコメントをつけたりしてみんなで対策を考えましょう。
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