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ヒヤリハットで疑似体験
発生日 | 2015年5月 |
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体験者名 | 2017年Y050 |
登山地域 | 搭ノ岳 |
登山概要
■パーティ人数:3~5人以上人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:縦走
■天気:晴れのち雨
ヒヤリハットタイプ
■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:少しした
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:あまりしなかった
ヒヤリハット本文
初心者2名、経験者2名で登山。初心者に合わせ、登りの標高をなるべく少なくしたヤビツ峠から登山開始。 初心者は登りの始めからかなりの疲労困憊、20分歩いて5分休憩といった、かなり遅いペースととなってしまった。 この時点で経験者の1名がそのペースに痺れを切らしてしまい、先に行ってしまう。 そのうち雲行きも怪しくなり、ガスが発生してくるとよりペースダウン。烏尾山で12時を超えてしまい昼食を取る。 そのまま、大倉に下山する検討もしたが、休憩もあり搭ノ岳を目指すことに。 その後は、クザリバもある山行のため、しばらくしてペースダウン+体への負担が増え、初心者の1名が足の痛みを訴え始める。 何とか搭ノ岳山頂に15時頃到着。多少休憩を取り下山開始。 下り始めで初心者の足の痛みがかなりひどい状況になり10分歩いて5分休憩のペースに。 その後さらにひどくなり足が曲げられない状況となる。歩くペースが牛歩状態に。 その後、雨も降り始め、より最悪なコンディション、さらにペースが遅くなる。 何度か遭難連絡を取る検討をしたが、携帯の電波状態が悪く、かつ初心者本人から家や会社への迷惑を掛けたくないとの意思により見送る。 あまりの足の激痛のため路面コンディションを先導者が確認し、ルートを選択する方法を取る。 その時点で、先導者1名は、路面コンディションをみるためかなり先に行ってしまい、戻ろうとしたが振り返るとあまりにも真っ暗な道だったため、 初心者だったこともあり、先に下山して戻るのを断念。 取り残された、足を負傷した初心者1名と経験者1名の2名は、雨+暗い中、スマホのライトを頼りにルートを選びながらゆっくりと下山。 何とか大倉に下山できたのが20時近くとなってしまった。
要因分析
装備 | |
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コース | 登山コースとして高低差しか考えずそのほかの考慮が足りなかった |
山の状況 |
装備 | |
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コース | その当時の登山ルートの情報収集不足があった |
山の状況 |
装備 | ライトの携行に不足があった |
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コース | 登山コースの変更をする機会があったが無理をしてしまった感がある。 |
山の状況 |
楽観的・希望的な解釈 | 初心者の体力を経験者とあまり変わらずに考えてしまっていた。 |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | 意思疎通は、図ったがおそらく、相手を気遣い言えない状況があったかもしれない。 |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
対策
・初心者と登る場合は、低山ハイキングレベルで体力、技術力、経験等を確認して登山に望む。 ・事前にルートシミュレーション、登山日記等を確認して妥当な登山かを判断して実行する。
学びの場
ヒヤリハット体験への学習レポートを書き込んだり、学習レポートへコメントをつけたりしてみんなで対策を考えましょう。
※学習レポートの書き込み及びレポートへのコメントの投稿はログインユーザのみ利用可能です。
STEP2 省察
装備 | ライトの不備 |
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コース | コースとしては標高差700mほどの初心者向けにしたコース。 |
山の状況 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 | 天気の確認をしたか。 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 | 登山時、霧が発生しペースダウン。下山時は雨も降り始めていた。 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | 初心者2名、経験者2名の登山計画。初心者の体力・技術面を考慮していなかった。 |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | 身体の状態は良好かをお互いに確認したかどうか。 |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | 初心者が登り始めから疲労困憊。経験者の一人は初心者にしびれを切らし単独先行。初心者は足を引っ張りたくない気持ちから登り続けてしまったのではないか。 |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
STEP3 概念化
■類似した自分の登山経験
■どのように対応すべきと考えたか
登山時では、経験者が初心者の状態を考慮した行動をとるべきだったと考える。初心者は自分の体力を考慮した行動に努めるべきだったと考える。
下山時では、日が落ちた時の下山を考え懐中電灯を備えるべきと考える。
■今回の分析で獲得した知識や技術
■今回の分析で得た(気づいた)発想
STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果
STEP2とSTEP3の内容の振り返り結果
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