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ヒヤリハットで疑似体験
発生日 | 2015年5月 |
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体験者名 | 2016年Y864 |
登山地域 | 戸倉山 |
登山概要
■パーティ人数:1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:晴れ
ヒヤリハットタイプ
■解決種別:自力下山
■場所 :樹林帯
■原因(環境):
■原因(人):カメラ撮影のため少しだけヤブに入り登山道を見失う
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:No
■迷ったときに現在位置を把握できたか:No
■現在位置や正しいルートを確認する手段:地図、高度計
■道迷い後の行動:コースを修正して目的地(ルート)へ
ヒヤリハット本文
2014年5月、戸倉山キャンプ場より単独で入山。事前にヤマレコやガイドブック等で情報収集し、シーズン序盤の足慣らしにちょうど良い距離であること、山頂からの眺めがよいことなどからこの山に決定。山と高原地図は持参、スマホにも地図ロイドで周辺地図は入力してあった。9時前に登山開始、順調に歩き出す。駐車場には10台程度の駐車があったが、それほど人も多くなく基本的には静かな山歩き。30分ほど歩いたところで、登山道わきにツツジがきれいに咲いているのを見かける。当時一眼レフを購入したばかりということもあり、写真を撮りに登山道を離れ踏み跡に沿って森の中に入る。ひとしきり撮影後、いざ元の道に戻ろうとするが方向が分からなくなる。イメージ的には数メートル道から外れただけだったが、四方が笹に覆われておりどっちに進んだらよいか全くわからない。テープ等の目印も見当たらず。スマホで地図を見ると、それほどルートからは離れていない様子。ただし方向が分からない(地図ロイドの使い方もまだ慣れていなかった)それにその時歩いていた登山道は2万5千図にも記載がありませんでした。プロトレックを腕にはめていたが、補正をしていなかったためか指す方角も間違っていたようだった。他に登山客の姿も見えない。徐々に焦りだしました。。。迷った時は稜線を目指すという鉄則は頭の中にありましたが、まだ登り始めたばかりで稜線ははるか遠くに見えたことと、一面の笹原のため足がかりが無く登るに登れません。そうこうするうちに笹原を滑り落ちるようにすり落ちてしまいますます場所が分からなくなりました。落ちた場所であらためてあたりを見回すと、木に赤いテープの矢印が見えました。それを追っかけて進んでいきますが、どうやら登山用の目印というよりは林業の方用だったようです。まさかこんなところで遭難。。。?との想いが頭をよぎった次の瞬間、登山者のクマ鈴の音が耳に入りました。それを頼りに進むと、無事に登山道に出れました。あとで山旅ロガーのログを見ると、道に迷いだした場所から100Mほど標高を下げていました。実際の時間的には40分ほどの間でしたが、体感的にはもっと長く感じました。またプロトレック以外に小型のコンパスもザックのショルダーベルトに着けていたのですが、それに気が付いたのは登山道に復帰した後でした。
要因分析
装備 | 山旅ロガーはログを取るにはいいが、表示範囲が狭いため現在位置を把握するには地図読みの知識が必要である。 また今回のように2万5千図に無い道を歩く際は、事前にヤマレコ等からルートのログを読み込んでおく必要がある。 |
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コース | |
山の状況 |
装備 | |
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コース | |
山の状況 |
装備 | |
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コース | 低山ほど、見晴らしが悪く迷いやすいことがよくわかった。 |
山の状況 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 |
楽観的・希望的な解釈 | |
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調査・観測結果に基づくリスク対策行動 | |
安全最重視の行動 | |
リスク低減行動の継続的実践 | |
その他 | 人間慌てると、普段できることもできなくなることが分かった。 登山道から絶対に離れてはいけないと感じた。 |
対策
・登山道からは外れないこと。 ・2万5千図に表示がない道を歩くときは、事前にルートのログを山旅ロガーに読み込んでおく。
学びの場
ヒヤリハット体験への学習レポートを書き込んだり、学習レポートへコメントをつけたりしてみんなで対策を考えましょう。
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