登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

薬師沢カベッケが原木道でスリップして左手首骨折

2018年1月17日印刷
発生日 2010年08月10日
体験者名 2017年Y020
登山地域 太郎兵衛平~雲の平
登山概要

■パーティ人数:1人
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:山小屋
■登山内容:縦走
■天気:晴れのち夕立ち

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■登山計画時にそのリスクに対する検討を行ったか:しなかった
■行動中にリスク回避や軽減が行えたか:した

ヒヤリハット本文

折立を早朝出発し、予定では太郎兵衛小屋の泊りであったが、体調が良く登りのスピードが速く、11時に小屋に到着した。そこでその日に薬師沢小屋まで行くことにし、薬師沢に下り薬師沢小屋に向かった。途中雲行きが怪しくなり雨となった。それまで首から下げていたカメラ、ビデオをザックにしまいレインウェアを着て再出発。ザックの重さがカメラ(一眼レフ、望遠レンズ、ビデオカメラ等)で相当重くなった。雨の中木道を歩いていたが、結構滑りやすく慎重に小幅で歩を進めていた。木道がやや下り斜面になったところで、さらに慎重にと思い少し後傾になったところで、左足が滑った。普段であれば態勢を整え転ぶのをこらえられるのだが、ザックの重さが振り子のようになり、後ろに倒れた。とっさに左手で身体を支えようとして木道に手をついた時、手首に痛みが走り、動きに違和感があった。みるみる手首が紫色にはれ上がってきたので、ザックを降ろし近くの沢で手首を冷やした。それでも痛みが強くなってきた。ザックを背負い薬師沢小屋まであと少しの距離だったので、急ぎ小屋に向かった。小屋で詳細を話したところ、骨折の可能性があるから湿布とダンボールを固定材にしてガムテープで固定した。その晩は薬師沢小屋で休み翌日自力で折立まで下山することとした。途中太郎兵衛小屋で駐在していた医大のインターンの方に状態を見せ、湿布を交換しダンボールで固定し直した。持参していた紐で緊急の三角巾を作り、手を吊って下山した。折立に駐車していた自家用車に乗り、片手運転で帰宅することとした。途中携帯の電波が届くところで自宅周辺の整形外科に電話し、対応を確認し、翌日の診察を予約した。その日19時過ぎに自宅に到着した。翌日病院で骨折であると診断され、ギブス固定となった。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
対策

濡れた木道で歩き方がさらに慎重となった。また姿勢が後傾にならないよう、靴底全体に体重が乗るよう歩き方を変えた。

学びの場

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