登山の知識&ヒヤリハット
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ヒヤリハットで疑似体験

ルートミス

2017年2月24日印刷
発生日
体験者名 2016年Y619
登山地域 剣山
登山概要

■パーティ人数:-1
■山行スタイル:個人山行
■宿泊:日帰り
■登山内容:山頂往復
■天気:霧

ヒヤリハットタイプ

■解決種別:自力下山
■場所 :下り
■原因(環境):分かれ道、崩壊(ルート)
■原因(人):誤認識
■道に迷ったかもと感じたときにすぐに対応したか:Yes
■迷ったときに現在位置を把握できたか:Yes
■現在位置や正しいルートを確認する手段:勘
■道迷い後の行動:来た道を戻る

ヒヤリハット本文

剣山の刀掛け~一ノ森ルートが崩落により長期封鎖されていたが復旧したのでソロで山行。 途中で二股にルートが別れていたが 右は刀掛けに戻るルートだと思い込み左に進むとすぐに崩落して行止まり。 復旧されていないのだろう。 危ないけど少し下ればルートが 見つかるだろう。 との思い込みで崩落箇所を下ると 身動き出来なくなり登り返す事に したが手がかり足がかりが無く苦労しました。滑落しなかったのでレポートが書けていますが・・・ 今、思い出してもゾッとします。 地図とコンパスによるルート確認も しないで思い込みだけで行動した事によるヒヤリハットでした。

要因分析
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
一ノ森で昼食を取り下山予定だったが 緊急時に備えてツェルトと予備の一食と行動食、水2Lを検討した。
コース
このルートには別れ道が無く行き慣れた剣山山頂から一ノ森に向かうルートの途中に合流するルートだったので 道迷い等の心配は、しなかった。
山の状況
復旧間もないルートなので多少の崩落は予想していたが開通したのだから大丈夫だろうと思った。
装備
問題無しだと思われます。
コース
別ルートで一ノ森は何回も山行していたので問題無しだと思っていた。
山の状況
予報では登山指数Aだったが濃霧でした。
装備
問題無しだと思われます。
コース
入山時間、距離等、問題無しだと思われます。
山の状況
多少の崩落は登山レポートで確認していたので間違えた場所がレポートに書かれている場所だと思い込み下ってしまった。
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
剣山は何回も山行していたので 初めてのルートだか問題は無いと 思った。
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
体力には問題は無かったが 経験値は、まだまだ不足していた。
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
霧が出ていて足元は濡れていたので 滑りやすかった。
対策

全て思い込みによる行動が原因だと 思われます。 道迷い時は確認出来る場所まで戻るのは実践していたが今回のように崩落箇所を下ってしまうと戻る事が出来なくなる場合も有るので安易に進まず少しでも不安があればルートの確認をしようと思います。

学びの場

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20170001 2017年3月31日印刷
STEP2 省察
装備や外的要因の分析(3×3要因分析表)
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
装備
コース
山の状況
登山者自身の内的要因分析(技術、知識、体力、経験等)3×5登山者分析表
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
安全最重視の行動
リスク低減行動の継続的実践
その他
楽観的・希望的な解釈
おかしいなと思ったときは、立ち止まって考えること
調査・観測結果に基づくリスク対策行動
道が分岐していたときは、必ず標識や地図で確認する事。
安全最重視の行動
このヒヤリハットは、2つ含まれており、どちらかを回避できれば、問題にはならなかったものと思われる。
・二股の道で、確認せずに正しいと思いこんだ。
・さらに、崩落地点についたとき、おかしいなと思っても進んでしまった。
リスク低減行動の継続的実践
その他
STEP3 概念化

■類似した自分の登山経験

■どのように対応すべきと考えたか

道が分岐していたときは、必ず標識や地図で確認する事。
また、おかしいなと思ったときは、立ち止まって考える必要があると思います。

経験などによって、大丈夫だろうという判断も多くなるかと思いますが、初心忘れるべからず、で行動できるようにした方がいいと思います。

■今回の分析で獲得した知識や技術

■今回の分析で得た(気づいた)発想

STEP4 専門家との意見交換や登山での実践を行った結果

STEP2とSTEP3の内容の振り返り結果

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